原価企画という言葉は管理会計を勉強して初めて知りましたが、
しっかり整理しないと混乱するテーマなので、
ポイントを整理しようと思います。

そもそも、原価企画とは・・・?

原価企画という言葉を辞書で引くと、

原価企画とは、広義の「原価管理(コスト・マネジメント)」

と定義されています。
これでも意味が分かりにくいと思いますが、
要するに、

 原価管理:原価低減目標を設定し、その目標に対して、原価低減策を実行していくこと。
 原価企画:目標原価を算出し、その原価を前提に原価低減目標を設定し、
      原価低減策を実行していくこと。

つまり、原価管理は既に設定された原価低減目標に対して、原価低減策を実行する。
それに対して、原価企画は目標原価の設定から実行することを言います。

目標原価の設定の方法

ここまでで「原価企画」という言葉自体のイメージは理解できたかと思いますが、
その中で設定すべき「目標原価」とはどのように設定すべきでしょうか。

これまで勉強してきた原価計算から考えると、
目指すべき原価「標準原価」が「目標原価」かなという気がするのですが、
原価企画はちょっと違います。
現代風の言葉で言えば、
「プロダクトアウト」な発想から「マーケットイン」の発想へシフトしたのが、
原価企画で設定する目標原価となります。
式で表現すると下記の通りになります。

 「目標原価」 = 「許容原価」
 「許容原価」 = 「予想競争市価」-「目標利益」
 
つまり、顧客が求める価格を出発点として、
目標とする利益を達成するために許容できる原価、
すなわち、「許容原価」を算出するのが原価企画です。

それに対して、従来通り、積立方式で算出した原価を「成行原価」と言います。
そのため、「成行原価」から「VEによる原価削減」により達成した原価が
それすなわち「目標原価」となります。

この方程式をしっかりと理解し、試験では言葉を混同せず、
正答を導きましょう!

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